こんにちは、トミコです。
育休中に収入が減ってしまうのが心配、というママパパは多いのではないのでしょうか。
ベビー用品って高額なものが多いし、おもちゃや洋服など買ってあげたいものはたくさんあるけどお金が・・。
子どもが未就学児のうちしか貯金できないよ!なんてアドバイスをママ友からもらうけど、そんな余裕すでにない・・。
家計のために副業をやりたいんだけど、
育休中にやっても大丈夫なのかな?
この記事では、こんなお悩みに答えたいと思います。
結論から言うと、法律上育休中の副業を禁止しているわけではないので、育休中の副業それ自体は問題ありません。(公務員は副業自体原則禁止されているので注意)
しかし副業をするにも条件がありますので、順番に見ていきましょう。
育休中に副業で収入を得るための条件や注意点
会社が副業を認めていること
副業をするには、会社が就業規則で副業を認めている、という前提条件がありますので、まずはこちらを確認してみてください。
副業は一昔前まではできないという企業も多かったかと思いますが、今では副業を解禁する企業も増えてきており、一般的な働き方として定着しつつあります。
もしかしたら休職前は副業NGだったけど、この社会情勢で副業OKになっているなんて場合もあるかもしれません。
しかし副業自体はOKでも育休中はNGとしている場合もあるので、トラブルを避けるためにも確認してみましょう。
就業日数の上限を超えない
育休中に就業する場合は、就業日数が10日以下であること、10日を超える場合は就業時間が月80時間以下であることという、就業日数や就業時間に制限がありますので、これを超えないように注意しましょう。
副業が認められていても、制限を超えて働きすぎると育児休業給付金が減額・支給停止になることがあるので要注意。
ちなみに育休に入る前の8週間の産後休暇のうち、6週は就業禁止、その後2週は医師が認めた場合のみ可能と法律で定められています。
産後は思っている以上に心身にダメージがかかっているので、産休の間は育児に専念して、休めるときには横になってゆっくり体を休めましょうね。
収入の要件を超えない
副業がOKだったとしても、いくらでも稼いでいいというわけではありません。収入に関しても条件があります。
給与+育児休業給付金が、育休前の給与(6ヶ月間の平均)の8割以下に収める必要があります。
もし平均月給が20万円だった場合は、給与+育児休業給付金が16万円に収まっていれば、OKです。
超えてしまった場合は、単純に超えた分が育児休業給付金から減額されてしまいます。
上記の例でいくと、給与+育児休業給付金が18万円になってしまった場合は、2万円が給付金から減額されます。
またここでさらに要注意なのが、育児休業給付金には税金がかかりませんが、給料には税金がかかります。
なので、働きすぎると超過分の給付金が減り、更に給料の課税分手取りが減るという悲しいことになってしまいます。
ただしこれらの話は、「自社」での就業に限った話になります。
他社でアルバイトする場合や、フリマサイトやブログ、YouTubeで得た収入に関しては、給付金の減額対象にはなりません。
育休中に副業したら、育児休業給付金や保険料に影響ある?
育休中は、育児休業給付金が支給され、また健康保険・厚生年金保険の保険料が免除になります。
育休中に働いてしまうと、育児休業給付金が支給されなくなるのでは?と心配される方も多いと思いますが、先述の条件内であれば、育児休業給付金の減額や不支給といった影響はありません。
健康保険・厚生年金保険の保険料免除については、原則、会社が育児休業中であると認めた場合、免除は継続となります。
会社が副業を禁止している場合は、諦めるしかない?
副業を禁止している会社に勤めているけど、事情があってどーしても副業をしたい!という場合は、会社にバレにくい副業を選んでみましょう。
そもそもバレる原因はなんなのかというと、住民税の金額が会社のお給料に対して高いことで疑問を持たれる、ということがほとんどです。
副業をしたいけど絶対にバレたくない!という場合は、副業の利益(雑所得)が1年間(1月~12月まで)で20万円を超えないようにしましょう。
基本的に副業で収入を得た場合は確定申告をする必要がありますが、
副業の利益が1年間(1月~12月まで)で20万円以内なら確定申告をしなくてもいい決まりになっているので、
バレにくい副業を選んだ上で確定申告をしないで済むように稼ぐ金額を調整すると、バレる可能性は限りなく低くなります。
20万円を超えてしまった場合は確定申告をする必要がありますが、
確定申告したら即バレる・・というわけではなく、
確定申告の書類の「住民税の徴収方法の選択」のところで「自分で納付」にチェックを入れれば会社に通知されず、自分で住民税を収めることができるので、チェックを忘れないようにしましょう。
(※100%バレなくなるというものではないので、ご了承ください)
ネットで顔出しで副業する、副業のことを知人に言う、とかもバレる原因になりますので、お気をつけください!
まとめ
育休に入り、収入が減ったことでお金に不安のある方、当面の生活のため、今後の教育費のため副業を考えている方に向けて、育休中に副業を始めても大丈夫なのか、給付金に影響があるのかどうかについてまとめました。
副業をするには条件が色々とあるので、それらを確認した上で取り組んでみてくださいね!